D_MIX(@D_MIXing)です!
今回は「おすすめのオーディオインターフェイス」についてご紹介いたします!
意外と軽視されがちなオーディオインターフェイスなのですが、
音楽や動画作成などのクリエイティブ用途では必須な機材です。
今回はそんなオーディオインターフェイスについて、3つの柱を軸に選定いたしましたので、良い商品を探されている方は是非ご覧いただければと思います!
オーディオインターフェイスの必要性や詳しい選び方については、別記事にてまとめておりますので是非ご覧ください!
オーディオインターフェイスの必要性と詳しい選び方についてはこちら!↓↓
D_MIX(@D_MIXing)です!今回は「オーディオインターフェイスの選び方」についてご紹介いたします!意外と軽視されがちなオーディオインターフェイスなのですが、しっかりと自分の使用用途に合った物を選ばないと、無駄な出費をしてしまっ[…]
オーディオインターフェイス選びのポイントおさらい

ご紹介に入る前に、前回の記事で紹介した「オーディオインターフェイス選びのポイント」を簡単におさらいしましょう!
必ず押さえるべきポイントは、
- 音楽や動画作成をするならオーディオインターフェイスは必須
- 自分に合う、合わないが存在する
- 低コスト高クオリティは両立できない
自分に合った物の選び方のポイントは、
- パソコンとの接続方法
- 音声の入出力端子の種類と数
- 機能・性能
- 付属品の有無や内容
- 上記が絞れたら最後は好み!
これらをしっかり押さえておけば、失敗することはありません!
より詳しい内容はこちら↓↓
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価格帯別おすすめオーディオインターフェイス
それでは、おすすめオーディオインターフェイスについて価格帯別でご紹介していきます!
オーディオインターフェイスは音楽制作の要になる機材であり、音質や性能が大事なのはもちろんですが、同時に「安定性」も高くなければなりません。
せっかく作業をしていても、すぐにフリーズやバグが発生してしまっては快適に作業することもできません。
そういった機能面に加え、数あるオーディオインターフェイスの中から今回は下記の3つを軸におすすめのオーディオインターフェイスを選定いたしました!
- 主に音楽活動用途
- 比較的入手しやすい
- コストパフォーマンスが良い
※新型コロナウイルスの影響で、世界規模で部品の供給が遅れており、通常時入手しやすい機材でも納期に時間がかかる場合が多くなっています
できる限り最低限の出費で抑えたい方向け〔目安2万円以下〕
この価格帯のオーディオインターフェイスを検討される方は、「これから活動を頑張るぞ!」という初心者の方が多くいらっしゃると思います。
そのため、何かトラブルが発生しても、ネットで調べてすぐに解決方法が出てくるような、
使用しているユーザー数が多いオーディオインターフェイスを選ぶことをおすすめします。
もし最初から音楽活動に力を入れたいと考えている場合は、少し頑張ってもう一つ上のランク(2~6万円帯)以上のオーディオインターフェイスを購入することを強くおすすめします。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR12
日本国内で現在最も利用されているDAWソフト「CUBASE」を制作しているSTEINBERG ( スタインバーグ )社から販売されている商品です。
24bit/192kHzの基本的な性能を持っておきながら1万円以下という、エントリーモデルとして最適な商品となっています。
また、CUBASE AIも付属しており、買ったその日から音楽制作を始めることが可能です。
まだDAWソフトを持っておらず、とにかく安い商品を探している方にはもってこいの商品かと思います!
YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03
歌の録音や、配信もされる方はこちらのAG03がおすすめです。
上記で紹介したDSP機能が搭載されているため、リバーブやコンプレッサーを掛けた状態で音ズレ無しの配信が可能になります。
歌配信もされている、YoutuberさんやVtuberさん、歌い手さんのエントリーモデルとしてとてもおすすめです!
DSPとは「デジタル・シグナル・プロセッサ」の略で、簡単に言うと
オーディオインターフェイスに内蔵された、エフェクト処理専用の小さな脳みそ と言えます。
パソコンだと「CPU」に該当します。
このDSPが内蔵されていることで、PC自体に負荷をかけることなく、エフェクトのかかった音を直接取り込むことが可能になります。
それによって、音ズレなどの問題がほとんど無くなります。
FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett 2i2 (gen. 3)
Scarlettという名の通り、真紅のボディが目を惹くデザインにも優れたオーディオインターフェイスです。
機能面でも、24bit/192kHzにしっかり対応しており、更には下記のソフトが付属しているため、大変コストパフォーマンスにも優れた商品になっています。
Avid Pro Tools | First Focusrite Creative Pack
Ableton Live Lite
XLN Audio Addictive Keys
Softube Time and Tone Bundle
Focusrite Red Plug-in Suite
Focusrite Plug-in Collective
Three Month Splice Sounds Subscription
コスパとスタイリッシュな外見も求めている方には是非おすすめです!
赤色が好きな方にはもってこいですね!
コスパ重視のオーディオインターフェイスを使いたい方向け〔目安2~6万円〕
これから活動を始めたい方で、ある程度音楽活動に力を入れて活動をしたいと考えている場合は、少し頑張って一台目から「2~6万円台」のオーディオインターフェイスを買った方が、最終的にお得です。
また、6~10万円の価格帯に入ってくるオーディオインターフェイスの「入出力数や機能を若干減らしたバージョン」が2~6万円の価格帯に入ってくることが多いため、上位機種もこの項目で併せてご紹介できればと思います。
ROLAND ( ローランド ) / Rubix24
こちらはDSP(デジタル)とは異なり、ハードウェア(アナログ)としてコンプレッサー、リミッターを搭載しているため、遅延が一切無い状態で「掛け録り」が可能になるオーディオインターフェイスになります。
何十万~何百万する実機と呼ばれるコンプレッサーの超簡易版が入っているようなイメージです。
また、ダイレクトモニターというつまみが付いており、そこを調節することで、自分の声をリアルタイムでヘッドホンに返して聴くことができます。
この価格帯のオーディオインターフェイスだと、基本的に下記のような音の流れになるため、実際に声を出したタイミングからヘッドホンに声が返ってくるまでラグが発生してしまうことがほとんどです。
マイク→オーディオインターフェイス→PC→オーディオインターフェイス→ヘッドホン
しかし、ダイレクトモニターを使うことで下記のような流れになり、一切遅延なく自分の声を聴けるので、歌の録音をする際は非常に便利な機能になります。
マイク→オーディオインターフェイス→ヘッドホン & PC
また、音質面でもこの価格帯では非常に低ノイズでクリーンな音を扱えます。
加えて、DAWソフトの「Ableton Live Lite」のライセンスが付属されているため、こちらも買ったその日から音楽制作を始めることが可能です。
下位機種に「Rubix22」という物がありますが、こちらは上記の機能は付いていないため、個人的には「Rubix22」を買うのであれば、頑張って「Rubix24」か上位モデルの「Rubix44」を購入することをおすすめします。
AUDIENT ( オーディエント ) / iD4mkII
この価格帯で、音質に特化した製品として挙げられるのがこのiD4mkII です。
同価格帯のオーディオインターフェイスと異なり、DAWが付属していなかったり、Rubix24のような掛け録りができる機能は備わっていません。
しかしその分、最小限のコストで純粋な「オーディオインターフェイス部分の機能」を最大限に磨いた商品と言えます。
音質面のスペックに限って言うと、10万円代に登場するApollo Twinシリーズの性能にほぼ匹敵しています。
それだけ、音質面に特化した製品だということが言えます。
また、上記の物は2入力/2出力となっていますが、2入力/4出力に増えた「iD14mkII」、
更に上位機種として入出力数と全体的な機能アップが盛り込まれた「iD22」「iD44」もあります。
どれも、同価格帯の中では音質面に大変優れているため、「余計な機能はいらないから、とにかく音質に特化したオーディオインターフェイスがこの価格帯で欲しい!」という方に非常におすすめの商品になります。
SSL( ソリッドステートロジック ) / SSL2
SSLは、Solid State Logic( ソリッドステートロジック ) という、世界的にとても有名なコンソールメーカーで、世界中の様々なレコーディングスタジオに置いてあるようなプロ用機器を製造している企業になります。
そんなSSLのおすすめオーディオインターフェイスが「SSL2」です。
素の音質自体が良いのは言うまでもなく、SSL2独自の素晴らしい機能として「LEGACY 4K」というボタンが挙げられます。
これを押すだけで、パンチのある輪郭のはっきりとした音に変身させてくれるのです。
SSLには「SSL4000」という伝説的な機材があり、「音を通すだけで良い音になる」と言われているのですが、
それを彷彿とさせるような音をこのボタン一つで再現することができるのです。
それに加え、「Avid Pro Tools First」や「Ableton Live Lite」といったDAWソフトや、「SSL Native Plug-ins」をはじめ様々なプラグインも提供されるため、非常にコスパに優れた製品と言えます!
上位モデルで「SSL2+」がありますが、基本的に入出力数が増えただけで音質面に変わりは無いため、自分の必要な入出力数を確認してから選ぶようにしましょう!

本格的に音楽活動を行いたい方向け(目安10~20万円)
この価格帯からは、プロが個人的に所有しているようなオーディオインターフェイスが登場してきます。
プロのスタジオに設置されるような入出力数が数十個もあるモデルは必要ないけど、性能自体はハイエンドのものが欲しいという方は基本的にこの価格帯がおすすめです。
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO シリーズ
・Thunderbolt3(DUO)
・USB(DUO)
上記のAPOLLO TWIN X / DUOには2つ、下記のQUADには4つのDSPが内蔵されております。
APOLLOシリーズの最大の強みは、なんといっても「UAD-2プラグイン」と呼ばれる史上最高クオリティのプラグインを使用可能になるという点になります。
私自身もMIXを行う際は必ず何かしらのトラックでUAD-2プラグインを使用しています。
音楽制作で使われているプラグインの多くは「実機」と呼ばれる、数十~数百万円もするオリジナルの機械が存在します。
そしてプラグインは、その「実機の音」に寄せて基本的に作られています。
しかし、このUADプラグインは「実機の音」ではなく「実機の回路」自体をシミュレーションしてプラグインにしています。
そのため、実機そのものと言っても過言ではないクオリティのプラグインを扱えるようになっています。
そんなUAD-2プラグインは独自のDSPでしか動かないため、この「APOLLOシリーズ」もしくはDSPのみが内蔵された「UAD2 SATELLITE」という機材が必須になります。
・Thunderbolt3(QUAD CORE)
・USB(QUAD CORE)
上記のUAD2 SATELLITE QUAD COREは4つですが、OCTO COREは8つのDSPを後から追加することができます。
・Thunderbolt3(OCTO CORE)
・USB(OCTO CORE)
MIXと自分でレコーディングの両方をやられている方は、UAD-2プラグインの利点を最大限に発揮できるため大変おすすめな商品です。
また、Windowsでも使用は可能ですが、全体的にMacに最適化されたシステムになっているため、この価格帯の商品を探しているMacユーザーであれば非常におすすめです!
また、DSPを一つにして値段を抑えたモデルもあるので、ひとまず試してみて気に入ったら後からSATELLITEでDSPを追加ということも可能です。
RME ( アールエムイー ) / Fireface UCX II
とにかく安定性が高く、音質も最上級のRME製品。
その中で、個人利用として最高レベルの物がこの「Fireface UCX」シリーズになります。
プロ現場の業務用にも使用されており、信頼度は抜群に高いです。
私自身もRME製品の愛用者で、個人用オーディオインターフェイスはこちらをメインで使っています。
上で紹介したApolloシリーズは、Windowsだとパソコンのスペックによってはトラブルが発生してしまうケースがあり、いわゆるPCと機材の相性問題が発生してしまいます。
しかし、こちらはUSBが使える環境があれば基本それらの問題は全くありません。
Windowsユーザーで、プロレベルのオーディオインターフェイスを探している場合はRME製品を選んでおけば間違いは無いと言えます。
こちらもDSPが内蔵されているため、EQやコンプの掛け録りやリバーブを掛けることも可能です。
また、TotalMix FXというミキサーソフトが付属しており、PC内部でミキサーの機能が使えるため、配信目的でも便利に使用できます。
下位機種として「Babyface Pro FS」という製品もあり、「Fireface UCX II」と同等とまではいきませんが、音質面と機能面、共に非常に優れています。
「Fireface UCX IIまでお金は出せないけど、こっちだったら頑張れるかも…」という方は、こちらも十分におすすめできる商品になります!
APOGEE ( アポジー ) / Symphony Desktop オーディオインターフェイス
Symphonyシリーズの最上位機種であるSymphony I/O MKIIから、音質はそのままに、個人用途向けに必要な機能に絞ったものがこの「Symphony Desktop」になります。
また、こちらもDSPが内蔵されており、APOGEEオリジナルのプラグインを使用することが可能になります。
この商品はタッチスクリーンを採用しており、オーディオインターフェイスでタッチスクリーンを採用しているタイプは少ないため、直感的に操作をしたい方にもおすすめです。
こちらは、WindowsでもMacでも問題なく使用可能であるため、両OSパソコンを2台持ちしている方は相性問題を考えずこの1台で解決するので、特におすすめできる商品だと言えます。
プロスタジオ仕様のオーディオインターフェイスを使いたい方向け
ここから先は、完全にプロユースのレコーディングスタジオ用途の設計であるため、入出力数等も非常に多く、個人使用目的では手に余るものが多いかと思われます。
ただ、興味がある方もいらっしゃると思うので、個人的におすすめな機材の掲載だけでもできればと思います。
プライベートスタジオを作ってスタジオの貸出し等も考えている方は、このようなプロユースのオーディオインターフェイスを用意しておくと、様々な使用シーンに対応できたり、各方面からの信頼獲得にも繋がるため是非おすすめいたします。
ANTELOPE AUDIO ( アンテロープオーディオ ) / Orion Studio Synergy Core
RME ( アールエムイー ) / Fireface UFX+ オーディオ・インターフェイス&レコーダー
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO X6 Heritage Edition
PRISM SOUND ( プリズムサウンド ) / Titan
まとめ

いかがだったでしょうか?
オーディオインターフェイスは音楽制作で使用する機材の中で、マイクと同様に最も優先してお金をかけるべき機材の一つになります。
音楽作品のレコーディング時、クオリティを上げるためには、とにかく音の入り口から良くする必要があります。
今回ご紹介したオーディオインターフェイスは、各価格帯の中でも大変おすすめできる商品になっているので、初めてのオーディオインターフェイスを買いたい方や、アップグレードを考えている方、自宅スタジオを構えたい方も是非参考にしてみてください!
それでは!
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