今回はiPhone版の歌ってみたの始め方・歌い手になる方法について解説していきます!
『歌ってみたを始めたいけどPCとかマイクを持ってない…』
『音質は少し悪くてもいいから試しに歌ってみたをやってみたい!』
このような方々におすすめの記事となっております。
それでは読み進めていきましょう!
「PCで歌ってみたを始めたい方」はこちらの記事をチェックしてみてください。
歌ってみたとは?
みなさんも一度は「歌ってみた」という言葉を耳にしたことがあると思います。
歌ってみたとはSNSや動画配信サイトでカバー曲やオリジナル曲を歌うことを言います。
その歌ってみたを録音し、動画として投稿することによって歌ってみた動画が生まれます。
iPhoneで録音をするメリット
まず始めに歌ってみたの録音や投稿はPCでされている方が圧倒的に多いです。
これはPCにこれらのメリットがあるからです。
- オーディオインターフェースに繋げることによりマイク音質が良くなる
- 録音で使用するソフト(DAW)の操作性が高い
- 処理能力が高い(フリーズする可能性が低い)
上記のことからできるだけPCで録音をすることが望ましいです。
しかし中には『PCを持っていない』、『PCは高くて購入する余裕がない』という方もいらっしゃるかと思います。
そんな時に便利なのがiPhoneです。
iPhoneにデフォルトで入っている「GarageBand」というアプリを使用して歌ってみたの録音をすることができます。
iPhoneで録音をすることにはこのようなメリットがあります。
- 機材を買い揃える必要がないため初期費用が一切かからない
- いつでも手軽に録音をすることができる
- 誰でも簡単に録音をすることができる
やはりこの中でも一番魅力的なのは初期費用がかからないことだと思います。
誰でもiPhoneと純正のイヤホンマイクさえあれば歌ってみたを始めることができるので是非挑戦してみましょう!
みなさん問題なく歌ってみた動画を投稿できているためご安心ください!
iPhoneでの録音方法
それではここから実際の録音手順を解説していきます。
①カラオケ音源をダウンロードする
まず始めに必要となるのが歌いたい曲のカラオケ音源をダウンロードすることです。
PCの場合簡単にできますがiPhoneの場合、少し手順が多いので別の記事にまとめています。
今回はiPhoneでカラオケ音源をダウンロードする方法について解説していきます。歌ってみたを始めてみたいと思っている方の中にはPCやマイクを持っておらず、なかなか始められないという方も多いかと思います。そんな方にオススメなのがiPhon[…]
②iPhone純正アプリ「GarageBand」を起動し、初期設定を行う
カラオケ音源のダウンロードが終わったら、iPhoneに純正で入っている「GarageBand」というアプリを起動します。
初めてGarageBandを起動するとこのような画面になります。
この画面で「続ける」を押し、その後に表示される画面も「続ける」を選択します。
次にどんな楽器の録音をするかを選択する画面が表示されます。
ここで横にスワイプすると出てくる「AUDIO RECORDER」を選択します。
するとこのような声のエフェクトを調節をする画面が出てきます。
基本的にエフェクトはMIXの際にかけるため、録音をする際には全てのエフェクトをOFFにした状態で録ります。
全てのエフェクトをOFFにするために、まず画面の左上にある逆三角ボタンを選択すると表示される「Lead Vocals」を選択します。
次に「Fun」の中にある「Clean」を選択します。
このような画面になればエフェクトは全てOFFになっているため問題ありません。
次に画像内、赤枠で囲まれているボタンを選択します。
画面が切り替わったら次に右上にある+ボタンを選択します。
表示されたソングセクションの「セクションA 8小節」と書かれた部分を選択します。
セクションの長さを自動に切り替えて完了を選択します。
これをしないと曲の長さが8小節分しか再生されないため注意しましょう。
ここまでが初期設定になります。
少し手順が多いので面倒ですが、1度やってしまえばボーカルトラックを追加しても再度設定する必要はないのでご安心ください。
③GarageBandにカラオケ音源を入れる
初期設定が終わったら手順①で手に入れたカラオケ音源をGarageBandに入れていきます。
まず画面右上の赤枠内ボタンを押します。
次に上部タブ「ファイル」内にあるカラオケ音源をタップします。
タップしたまま先程の編集画面に音源をドラッグ(タップしたまま移動)し、ボーカルトラックの下でドロップ(指を離す)します。
これでカラオケ音源をGarageBandに入れることができました。
④カラオケ音源に合わせて録音をする
ここまで来たらやっと録音作業に入っていきます。
録音の手順としてまずボーカルトラックを複数作成しておくことをおすすめします。
これは声が重なる部分や一気に歌えない部分を別トラックで録音をすることができるためです。
そのためまずはボーカルトラックのアイコンを2回タップして表示される項目の中から「複製」をタップします。
するとボーカルトラックが複製されるためお好きな数だけ複製しましょう。
録音をする際は録音したいトラックをタップしてから録音するようにしてください。
もし曲のテンポが分かって位置合わせもする作業が面倒でなければ、下記の手順でテンポを変更できるので試してみてください。
テンポ変更手順:右上の歯車をタップ→曲の設定をタップ→「テンポ 110」の値を変更する
録音が終了したらできる限りトラックを少なくまとめて書き出し作業に移っていきます。
⑤トラックごと書き出しを行う
録音作業が終了したらまず選択したトラックだけを書き出すために左側のトラックエリアをタップしながら右にスライドします。
出てきたヘッドホンマークをタップしてソロモード(選択したトラックだけ聴こえる状態)にします。
そして一旦左上の逆三角形をタップして「My Songs」に戻ります。
先程まで録音していたプロジェクトを長押しするといくつかの項目が表示されるので、その中から「共有」をタップします。
そして曲を送信画面になったら「曲」をタップします。
オーディオの品質を「非圧縮(WAV) 44.1kHz 16ビット」にしてから送信をタップします。
次に下のほうにある「Dropboxに保存」をタップします。
ファイル名を入力、保存先を選択して「保存」をタップします。
この作業をトラックごとに行っていきます。
カラオケ音源はダウンロードしたものをそのまま使用すれば良いので、ボーカル音源のみ書き出しをトラックの数だけ行います。
そしてDropboxを起動すると、このように先程保存したファイルが保存されていると思います。
この後下のメニューにある「ファイル」をタップし、右上のチェックボタンをタップします。
カラオケ音源とボーカル音源に全てチェックを入れ、右下の「・・・」マークをタップします。
そして表示された項目の中から「転送を作成」をタップします。
転送パッケージ画面に切り替わったら「次へ」をタップします。
次の画面もそのまま「次へ」をタップします。
すると「送信できます」という画面になるので「リンクをコピー」をタップします。
表示された項目の中から「コピー」を選択します。
あとはコピーしたURLをMIX師の方に送れば、音源を転送することができます。
Shated StudioでもMIX依頼を承っておりますのでお気軽にお声がけください!
ご依頼やご相談はこちらからお願い致します!
MIX依頼をする際の注意点に関してはこちらの記事にまとめているので参考にしてみてください。
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⑥エンコードを行う
MIX師の方から音源が届き、無事完成となればあとは投稿するだけです。
ですがその前に動画と音声を合わせ動画投稿サイトに最適な動画形式に変換する作業(=エンコード)が必要となります。
エンコードは比較的できる方が多いため、お知り合いに依頼するかTwitter等で探してみましょう。
Shated Studioの両名もエンコード依頼を承っております。
MIXからエンコードまで一括で依頼したい場合はお気軽にご相談ください!
⑦YouTubeに歌ってみた動画を投稿する
エンコードされた動画が届いたら、ついに動画投稿サイトに歌ってみた動画を投稿することができます。
iPhoneでも投稿することは可能ですが動画ファイルはファイルサイズが大きいため、iPhoneで投稿すると相当な時間がかかります。
そして最悪の場合、アップロード中に中断してしまい待っていた時間が水の泡になる可能性もあります。。
そのため動画投稿のみはPCで行うことをおすすめします。
実家にあるPCや友人宅にあるPCなどを利用してなんとかPCを借りて動画投稿を行いましょう。
現在動画投稿サイトの中でも最も利用されているYouTubeの動画投稿方法については、PCで歌ってみたを始める方法について書いたこちらの記事にまとめているので参考にしてみてください。
まとめ
以上がiPhone版の歌ってみたの始め方・歌い手になる方法になります。
PCに比べてハードルが低いため、iPhoneさえあれば誰でも簡単に始めることができると思います。
iPhone録音を利用してもっと歌ってみた人口が増えることを願っております!
それではまた!