【現役プロエンジニア直伝!】技術の高いMIX師の見抜き方を解説

D_MIXです!

今回は、技術の高いMIX師の見抜き方について
重要なポイントを包み隠さずご紹介していこうと思います。

MIXなどのいわゆる『芸術作品』には正解がないため、MIX師選びは非常に大変なのですが、

ある方法でその人の技術の高さを見抜くことができます

その方法を知っておくだけで、MIX師探しをする際の「探し方」や「考え方」が大きく変わるので是非チェックしてみてください!

今回の内容は、『歌ってみたMIXなどの「既に出来上がった(2mixの)inst」と「ボーカル」を混ぜるMIX師』の探し方に特化しています。
CDやストリーミングサービスで聴く『一般流通向けのパラMIX』で重要な能力はまた少し異なりますのでご注意ください。

MIX師を探す際のよくある間違い

ここを見ているみなさんは過去にMIX依頼をしたことがあったり、現在進行形でMIX師を探している方が多いかもしれません。

その際にどのような探し方をしているでしょうか?

例えば、

  • シャリシャリした音が好きだから、その音作りをしているMIX師を探す
  • バラードが得意なMIX師を探す
  • 男性or女性ボーカルが得意なMIX師を探す
  • 一日に何件も依頼をこなしていて、作業が早い人を探す

このような探し方をされている方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、このような探し方は

あまりおすすめできません!

この探し方では、
MIX師として一番重要なスキルを見ることができないからです。

また、一日にこなす依頼数や、作業スピードが速いからと言って
技術が高いとは限りません

では、どこを見て、どのように探せば良いのでしょうか?
順を追ってご紹介していきます!

そもそも上手なMIX師とは?

まず、今回「技術の高いMIX師の見抜き方」を紹介するにあたって、

上手なMIX師は何ができる人なのか?を知る必要があります。

上手いと言われる理由には様々な要因がありますが、その中で最も重要なスキルがあります。

それはズバリ、

音を自由な形に整えることができる能力です

具体的には下記のようになります。

  • ドライやウェットな音、シャリシャリや滑らかな音など変幻自在にコントロールできる
  • 録り音が良くなくても、違和感の無いように音を整えることができる
  • 様々な人の声をジャンルに合った音作りに整えられる
  • 男性or女性ボーカル関係なく音を整えることができる  …など

歌ってみたを行っている方の大半が自宅で録音をしている、いわゆる『宅録ユーザー』です。
宅録だと、スタジオでの収録に比べると、どうしても録り音に問題が発生してしまうことが多いです。

だからこそ、MIX師は上記のような能力が最も重要になります。

また、この能力が高ければ、仮に一回目に渡された完成音源が自分の好みに合っていなくても、しっかりと修正要望を伝えれば好みに合ったMIXに修正してくれます。

つまり、前項で述べたような「バラードが得意なMIX師を探す」といった探し方をわざわざしなくても、この能力が高い人にお願いをすれば、どんなジャンルや音作りにも対応することができるのです。

それでは、どのようにすれば『音を自由な形に整えることができる能力』の高さを見分けることができるのでしょうか?

重度の音程やタイミングのズレ、部屋鳴りや音割れなどのノイズは、そもそもMIXで綺麗に修正しきることは不可能です。
過去に指摘されたことがある場合、まずは録音の段階から見直しましょう!

コラボ・合唱音源を聴くべき

音を自由な形に整えることができる能力の高さ』を見分ける方法は、

ずばり、

MIX師がMIXしたコラボ・合唱音源を聴くことです

本来は、コラボ・合唱での作品を作る場合、歌う人が全員同じ録音環境で録音をすることが望ましいです。

しかし、それはなかなか難しいですよね・・・
(実際に私自身、これまで受けたコラボ・合唱ご依頼のほぼ全てが、録音環境の異なる場所で収録されたものになっています)

そのため、必然的に各自が自分の家で録音をして、書き出したデータをMIX師に提出するので録り音はどうしてもバラバラになります。

また、人によって声も十人十色なわけで、しっかりと整えることができなければ、

「人ごとに音作りの異なるまとまりのない作品」

になってしまいます。

つまり、

複数人歌唱の作品で人ごとにバラツキが無く整っている人



『音を自由な形に整えることができる能力』がとても高い

と言えます。

では、どのような部分を見ればより分かりやすいでしょうか?

実際にコラボ・合唱の作品を見るときのポイントをご紹介します。

MIX師が出しているMIXサンプルを聴く

多くのMIX師は「MIXさせて頂きました!」のような引用ツイートをTwitter上でしているかと思います。

ただ、これらのツイートの作品だけを見て判断するのは、あまり良くありません。

基本的に部屋鳴りなどの取り除けないノイズが入っている場合でもMIXを受けることはあり、ツイートの中にそういった作品も混ざっていることがあるからです。

しかし、サンプルとして出している作品はMIX師本人が『これが私のMIXです』と紹介しているものであるため、

そのMIX師の技術を知る公式の判断材料になります。


従って、まずはMIX師が公開しているMIXサンプルの、コラボ・合唱動画を見るようにしましょう!

もし、コラボ・合唱動画がMIXサンプルに載せられていない場合は、Twitterの引用ツイート等から探してみるのもありです。
探すのは少し大変かもしれませんが、重要な判断材料なので絶対に見つけておくようにしましょう!

正直なところ、著名人やサンプルとして載せているMIXだけは丁寧にやって、通常の依頼は雑にMIXをしてしまう人がいることも事実です。
そういったことを確認する目的でも、引用ツイートの作品を複数見て判断することはとても有効な手段だと思います。

人ごとに音のバラツキが無いかに焦点を当てて聴く

大事なのは『音を自由な形に整えることができる能力』を見ることなので、音作りの好みについては一旦除外しましょう!

除外する理由として、例えば下記のような条件の事例があったとします。

  • 4人(A,B,C,D君)で歌う合唱作品を作りたい
  • A君だけスマホで録音した音源で、音がこもっている[録り音50点]
  • 他3人(B,C,D君)は高級なコンデンサーマイクを使用[録り音100点満点]

基本的に、MIXで録り音レベルを上げることはできません。

従って、作品として万人に聴きやすく、違和感の無いものを作るとなるとB,C,D君の音源を『50点』に下げてまとめるのが最善の策になります。

このような事実があるため、仮にあなたの好みの音が〔100点満点〕の物だった場合、せっかく能力の高いMIX師の音源を聴いても、誤った評価をしてしまう可能性が大きくなります。

そうならないためにも、音作りの好みについては一旦除外するべきです。

『音を自由な形に整えることができる能力の高さ』を見抜くために、
とにかく人ごとに音のバラツキが無いかに焦点を当てて聴くことをおすすめします!

iZotope ( アイゾトープ ) / RX 8 Advancedの『Spectral Recovery』という機能を使うと、MP3のような圧縮されてしまった音質を、WAVのような無圧縮相当の音質にリカバリーすることができます。
録り音を50点から100点満点にすることは厳しいですが、音源によっては50点から80~85点くらいにまで復活させることもできるので、気になる方は是非買ってお試しください!(めちゃくちゃ高いですが・・・)

ある程度絞られたら、1人歌唱の作品を聴いてみる

上述した内容を実践していくと、徐々に『音を自由な形に整えることができる能力』が高いMIX師がわかってくると思います。

数人に絞られた状態であれば、あとは1人歌唱の作品を聴いてみましょう!

ここで残っているMIX師は、少なくともあなたが『能力が高い』と判断したMIX師です。

1人歌唱の作品を聴いて好みの音作りをしているMIX師を選ぶのも良し。
ツイート等からわかる人間性で選ぶのも良しです。

後悔の無いようにじっくりと選びましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

MIX師として、最も重要な能力は

音を自由な形に整えることができる能力です

一生懸命録音したあなたの音源を、唯一無二のかっこいい作品にしてもらうためにもMIX師選びはとても重要です。

音を自由な形に整えることができる能力をしっかり見極め、安心してお願いできるMIX師を見つけましょう!

Shated Studioでも常時MIXご依頼を受け付けております。

今回ご紹介した能力はもちろんのこと、一般流通向けのパラMIXにもしっかりと対応をしておりますので、
ご依頼の際は、安心してご相談くださいませ!

 

 
 

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