MIXする際『リファレンス音源』を2つ以上用意するべき理由

D_MIX(@D_MIXing)です!

皆さんはMIXをする際「リファレンス(参考)音源」を使用していますでしょうか?

軽視されがちなものですが、ある と 無い では決定的な違いがあります。

また、リファレンス音源を2つ以上用意することで素晴らしい恩恵を得ることができるようになります。

「日ごろからMIXを行っている方」

「そもそもリファレンス音源を使ったことがない方」

「もっとMIXが上手くなりたい方」

「クオリティにバラツキが出てしまう方」

このような方々には是非読んで、実践頂きたい内容になっております。

それでは、さっそく参ります!

リファレンス音源とは?

リファレンス音源とは、日本語に訳すと「参考音源」
文字通り、MIXを行う際に参考にする音源のことを指します。

例えば、「Kanaria様 / KING」の歌ってみたMIXを行う場合、本家様の音源を『参考音源』として用意する形が一般的です。

また、「○○さんの歌ってみた音源を参考にMIXしてほしい」というご要望があれば、その「○○さんの音源」をリファレンス音源として用意し、MIXを行うことになります。

これが、リファレンス音源の基本的な使い方になります。

リファレンス音源を2つ以上用意するべきメリット

では、今回の本題でもある、「リファレンス音源を2つ以上用意するべきメリット」について解説していきます。

読み進めて頂く前に、まずMIXの大前提は

「依頼者の要望をしっかり取り入れ、万人に聴きやすくその人に合った音に仕上げること」

だと言えます。

従って、良いMIXをするためには、

「ご要望」「万人の聴きやすさ」「その人に最適な音作り」

の3つの要素をいかに上手くブレンドできるかが重要です。

自分の歌をMIXする場合は、

「自分の好みの音」「万人の聴きやすさ」「自分の声に最適な音作り」と置き換えられます。

このことを頭に入れながら、読み進めて頂ければと思います。

複数のリファレンス音源とそれぞれの役割

ここで言う2つ以上のリファレンス音源にはそれぞれ役割があります。

1つは

「MIXする楽曲全体の雰囲気と要望を確認するための音源」

です。

歌ってみたMIX依頼の場合だと、「本家音源」or「ご要望でもらった要望音源」ということになります。

ここでは、「音の広がり」や「どこでエフェクトを使用しているか」などを確認します。

ただ、本家音源や要望音源の音作りを、何も考えずそのままボーカルに反映させてしまうのはおすすめできません。

それは、

その人の個性や特徴を潰して聴きづらい音源になる可能性があるからです。

わかりやすくするため、少し大げさな例を挙げると、

・歌唱者本人の歌は、ウィスパー系。とても繊細できれいな歌声
・一方、本家音源はパワータイプの力強い歌声で歌唱している

この場合、本家のパワータイプの声のMIXを、ウィスパーな声の方のMIXに適用してしまうと全く合わないということは容易に想像がつくかと思います。

また、ボカロ楽曲をリファレンスにする際は、そもそもボカロと人間の生声は性質が大きく異なるため、そのまま参考にすることもおすすめできません。

つまり、要望でもらった情報のみでMIXをしてしまうと、

「ご要望」「万人の聴きやすさ」「その人に最適な音作り」

というMIXにおける重要な3つの要素の内、後ろ2つがおろそかになってしまいます。

そこで「ご要望」以外の2つを確認するために重要な役割を果たしてくれるのが、2つ目以降のリファレンス音源、

「技術面で大変優れたリファレンス音源」

になります。

具体的には、主にメジャーアーティスト等の「万人に聴きやすくMIXされたプロの音源」を用意します。

私の場合は、

  1. 本家音源(ご要望用)
  2. 「グラミー賞」や「グラミー技術賞」を受賞した楽曲(万人の聴きやすさ用)
  3. 依頼者の声・ジャンルに合った楽曲(その人に最適な音作り用)

の3つをリファレンス音源としてMIXを行っています。

これによって、MIXにおける重要な3つの要素を上手く調整しながらMIXを進めていくことが可能になります。

また、どうしても長時間MIX作業をしたりすると、いわゆる「耳がバグる」といった問題を経験したことがある方も多いのではないでしょうか?

私自身もMIXの指標になる音は頭に叩き込んでいますが、毎日、十数時間音を聴く作業をしているため「耳がバグる」こともしばしばあります。

そうなった時はよく2つ目以降で使用するリファレンス音源を「耳のチューニング目的」としても使用しています。

このような、技術面で大変優れている音源を2つ目以降のリファレンスとして用意することで、

  • MIXの方向性、クオリティが安定する
  • 音の破綻が無くなる
  • 耳のチューニング・リセットができる
  • 真似をすることで自分の技術も向上できる

といった多くの恩恵も受けることができます。

特にMIX初心者~中級者の方には必需品だと思います。

現在MIXを頑張って勉強されている方や、より技術の向上をさせたい方は是非試してみてください!

また、リファレンス音源確認に役立つプラグインとして、下のようなものもあります。

併せて使用すると強い味方になってくれること間違いないので、是非チェックしてみてください!

iZotope ( アイゾトープ ) / Insight 2
created by Rinker

まとめ

いかがだったでしょうか?

リファレンス音源を2つ以上使用することのメリットがお分かりいただけたかと思います。

「依頼者の要望をしっかり取り入れ、万人に聴きやすくその人に合った音に仕上げること」

というMIXで重要な作業を行うためにも、是非実践頂ければと思います!

それではまた!

 
 

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