楽曲のテンポの調べ方・DAWへの設定方法【MIXに必須】

今回は「楽曲のテンポの調べ方・DAWへの設定方法」について解説していきます。

歌ってみたをする際にもMIXをする際にもテンポの設定は必ずしたほうが良いです

『でもどうやってテンポを調べたらいいの?』

『テンポは分かったけどDAWにどうやって設定すればいいの?』

こんな悩みにお答えします。

テンポを設定する理由

まず始めにテンポはBPMとも言われます。

このテンポ(BPM)はなぜ設定しなければならないのでしょうか。

僕が思う理由は3つあります。

  1. 録音時にメトロノーム機能を使用するため
  2. テンポディレイを使用するため
  3. タイミング補正がしやすくなるため

1つずつどういうことか解説していきます。

1.録音時にメトロノーム機能を使用するため

歌ってみたの録音をする際、メトロノーム機能を使うことでリズムキープ力が格段に上がります

このメトロノーム機能を使うためにはDAWにテンポを設定する必要があるため、必ず設定するようにしましょう。

メトロノーム機能の使い方やメリットについてはこちらの記事にまとめているので参考にしてみてください。

2.テンポディレイを使用するため

ディレイとは声がやまびこのように繰り返されるエフェクトのことです。

その中でもテンポディレイとはDAWに設定したテンポと同期して、声が繰り返されるエフェクトを指します。

このテンポディレイは使用されている楽曲が多いため、MIXをする方は設定しておくと良いでしょう。

3.タイミング補正がしやすくなるため

タイミング(リズム)補正は基本的に小節の頭と声の出だしの位置が合うように補正を行います。

そのためDAWに設定したテンポと楽曲のテンポを合わせる(=小節の頭を合わせる)ことによりタイミング補正が劇的にしやすくなります。

MIXでタイミング補正を行う方は必ず設定しておくようにしましょう。

楽曲のテンポの調べ方

では実際に楽曲のテンポはどのように調べたら良いのでしょうか。

楽曲のテンポ(BPM)を調べる方法として僕はフリーソフトの「BPM Analyzer」をおすすめします。

この「BPM Analyzer」はソフト内に音源を取り込むだけで一瞬でテンポを計測してくれるため、非常に便利なフリーソフトです。

それではダウンロード方法を説明します。

BPM Analyzerのダウンロード方法

①配布サイトに飛んで「ダウンロード」を選択する

こちらのページに飛んで「ダウンロード」を選択します。

②好きなフォルダにファイルを保存する

ご自分の好きなフォルダを選択し「保存」を選択します。

③保存されたZIPフォルダを解凍する

ZIPフォルダを右クリックすると表示される「すべて展開」を選択し、フォルダを解凍します。(僕はフリーソフトの「Lhaplus」を使用しているため”ここに解凍”を選択しています。)

④解凍したフォルダ内にある「BpmAnlyz.exe」を起動する

⑤セットアップを進めていき、最後に「Install」を選択する

難しい項目はないため説明は省きますが、インストール先の指定等のセットアップを進めていき最後に「Install」を選択します。

これで「BPM Analyzer」のダウンロードは完了になります。

ここからはソフトを起動し、実際に楽曲を取り込んでみましょう。

BPM Analyzerの使い方

①楽曲をドラッグ&ドロップしてテンポを計測する。

これだけです(笑)

とても簡単ですよね。

楽曲のテンポが分かったので次にDAWにテンポを設定していきましょう。

アップテンポの曲の場合、1/2のテンポが計測される場合があります。
その場合「計測されたテンポ×2」の値をDAWに設定しましょう。
今回例としたKanaria様の「KING」もこのパターンのため「83.01×2=166.02(≒166)」をDAWに設定します。
BPM Analyzerは基本的にどんな曲でも正確にテンポを計測してくれますが、たまにうまく計測ができない楽曲があります。
そんな時はDAWにテンポ検出機能が付いている場合があるのでそちらを使いましょう。

DAWにテンポを設定する方法

基本的にどのDAWにもテンポを設定する箇所があります。

今回はCubaseの場合で解説していきます。

①DAWに楽曲を入れる

今回は例としてKanaria様の「KING」をDAWに入れます。

②「テンポトラックをアクティブにする」を選択する

画面右下の「テンポトラックをアクティブにする」を選択することにより、テンポ機能がONになります。

③楽曲のテンポを入力する

先程の「テンポトラックをアクティブにする」ボタンの右隣にある数字がテンポの値になります。

これを「KING」のテンポ166に設定します。(小数点は基本的に切り捨て)

④DAWのテンポと楽曲のテンポを合わせる

小節の頭(DAWのグリッド線)と楽曲のアタック部分(バスドラム等)の位置が合うように調整します。

これでDAWのテンポと楽曲のテンポを同期させることができました。

あとは必要に応じてメトロノーム機能をONにしたり、タイミング補正を行ったりすると良いでしょう。

まとめ

以上が「楽曲のテンポの調べ方・DAWへの設定方法」になります。

これまでテンポの設定をされてこなかった方も多いと思いますが、この記事を読んでいただいた方にはテンポ設定の重要性が分かったと思います。

初心者の方でも簡単にできる作業のため、今後は必ずテンポの設定をするようにしましょう。

それではまた!

 

MIX・MST等ご依頼受付中!

D_MIX


ご依頼は下記のページから24時間受付中!

ホームページ
https://dmixstudio.com

法人のお客様はこちら
https://dmixstudio.com/contact_corporation


Twitter DMhttps://twitter.com/D_MIXing

ココナラ

ココナラでのご依頼はこちらから!

機材をお得に買うなら

 

RockoN Line eStore



RockoN Line eStore

 

石橋楽器店


公式サイトへ