歌ってみたMIXにおすすめの機材【本格的にMIXを始めたい方へ】

赤沢です!

今回は「歌ってみたMIXにおすすめの機材」を紹介していきます。

これからMIXを頑張っていきたい人にとっては機材を揃えることはとても重要なことです。

この記事ではこれさえ使っておけば間違いない!という機材をいくつか紹介します。

この記事では「MIXはある程度できるけどもっと本格的に頑張っていきたい!」という方に向けてまとめています。
これまでMIXをした経験が無い方、MIXについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

歌ってみたMIXに必要な機材

まずMIXをしていく上で必ずあったほうがいい機材はこちらになります。

  • PC
  • オーディオインターフェイス
  • モニターヘッドホン
  • DAW
  • プラグイン・エフェクト
  • (可能であれば)モニタースピーカー

既にお持ちの方もこれから購入予定の方もいるかと思いますが、一つ一つおすすめの機材を紹介していきます。

PC

後述するDAWを使用するためには推奨スペックをクリアしているPCが必要となります。

DAWの中で最も使用されているCubaseの場合、推奨スペックはこのようになっています。

OS(Windows)64-bit Windows 10 Version 2004, 64-bit Windows 10 Version 20H2, 64-bit Windows 10 Version 1909
OS(Mac)macOS Mojave, macOS Catalina, macOS Big Sur
Apple silicon–based Mac非対応
CPUIntel Core i シリーズ / AMD Ryzen マルチコア(Intel i5以上推奨)
RAM8GB(4GB以上必須)
ディスク空き容量35GB
ディスプレイ解像度1920 x 1080(1440 x 900以上必須)
グラフィックDirectX 10, WDDM 2.0 対応グラフィックボード (Windows のみ)
端子USB Type-A: USB-eLicenser 接続用
OS 対応オーディオデバイスtrue
インターネット環境ライセンスアクティベーション, インストーラーのダウンロード, ユーザー登録等

※Cubase Pro 11の場合

これだけ書いても正直分かりませんよね(笑)

重要な所だけ抑えておくと

Windowsの場合・・・Windows10(64bit)/Intel i5以上/メモリ4GB以上/ディスク空き容量35GB以上
Macの場合・・・Mojave,Catalina,Big Sur/Intel i5以上/メモリ4GB以上/ディスク空き容量35GB以上

これさえクリアしてれば他は大体クリアしているはずです。

推奨スペックをクリアしているおすすめのPC2つ紹介します。


FRCSH410/D  i5-10400/8GB/240GB SSD

FRCSH410/D  i5-10400/8GB/240GB SSD

  • OS・・・Windows10(64bit)
  • CPU・・・Intel Core i5-10400
  • GPU・・・UHD Graphics 630
  • メモリ・・・8GB
  • SSD・・・240GB
  • 価格・・・税込72,800円~(税込価格)
こちらのPCはできるだけ費用を抑えたい方におすすめとなっています。

推奨スペックをクリアしているためほとんどの作業はストレスなく使えると思います。


FRGXB460/WS12 i7-10700F/16GB/512GB NVMe SSD/GTX1650

FRGXB460/WS12 i7-10700F/16GB/512GB NVMe SSD/GTX1650

  • OS・・・Windows10(64bit)
  • CPU・・・Intel Core i7-10700F
  • GPU・・・NVIDIA GeForce GTX1650
  • メモリ・・・16GB(16GB×1)
  • SSD・・・512GB
  • 価格・・・109,800円~(税抜価格)

こちらのPCはIntel Core i7を搭載しており、メモリも16GBと多くあるため快適に作業ができるでしょう。
価格は10万を超えますがこの性能でこの価格であれば相当コストパフォーマンスが高いと言えます。


PCを買い替えるのはデータ移行など面倒なことが多いです。

そのため予算の関係もあると思いますが、PCは最初からなるべくいいものを購入することをオススメします。

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスとは下記の2つのことができる機器になります。

  • マイクやギターの音をパソコンに取り込む(アナログ→デジタル変換)
  • パソコンから音を再生する(デジタル→アナログ変換)

簡単に言うと音の出入り口を担う機器です。

このオーディオインターフェイスを使用しないと音声の遅延、音質劣化などMIXに悪影響を与える現象が起きます。

それ以前に後述するモニターヘッドホンを挿すための端子が無いのでこのオーディオインターフェイスは絶対に必要です。

比較的安価でオーディオインターフェイスを導入したい方はこちらの2つがおすすめです。

これら2つはユーザーが多いため、何か分からないことがあればネットで検索すれば大体のことは解決します。

その他にもこちらの記事でおすすめのオーディオインターフェイスを紹介しています。

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モニターヘッドホン

MIXを行う際のヘッドホンは一般的なリスニング用イヤホンではなく、モニターヘッドホンというものを使用します。

モニターヘッドホンとは原音をフラットに聴くことができるヘッドホンのことです。

リスニング用のイヤホンは聞き心地の良さを重要視しており、原音と異なる聴こえ方になってしまうためMIXには適していません。

またモニターヘッドホンには密閉型と開放型の2種類が存在します。

  • 密閉型・・・音はこもりやすいが遮音性能が高く、周りの雑音をシャットアウトできるタイプ。
  • 開放型・・・遮音性能は低いが音に広がりがあり、長時間装着していても疲れにくいタイプ。

どちらもメリット、デメリットありますが一般的に開放型のほうがMIXに適していると言われています。

ただ自宅でMIXを行う場合はリスニング環境が整っていない場合もあるため、周りの雑音が気になる方は密閉型をおすすめします。

ここでは密閉型、開放型のおすすめモニターヘッドホンそれぞれ1つずつを紹介します。

密閉型

こちらのモニターヘッドホンは業界では最もユーザーが多く、業界標準機とも言われています。

僕も実際にこのヘッドホンを使用してMIXをしていますが付け心地も良く、他のヘッドホンを使用していた時には聞こえなかった細かい音まで聞こえるようになりました。

プロアマ問わず使用されている名機のため、どんな方にでもおすすめのヘッドホンです。

開放型

こちらのK712 PROはAKG新開発の高性能ドライバーを搭載しており、開放型では再現が難しいとされている低域がしっかりと聞こえるのが特徴です。

イヤーパッドも大きく、深いため長時間の作業でも耳が疲れにくいです。

空間の広がり、定位感なども分かりやすく、まさにMIXに適しているヘッドホンと言えます。

DAW

DAWとはDigital Audio Workstationの略でMIXをするにあたり必ず必要となってくるソフトです。

無料のDAWもありますが、これからMIXを頑張っていきたいのであれば絶対に有料のDAWを使いましょう

無料のDAWはできる機能が限られており、MIXをしていく中で不便に感じることがあります。

ですが有料のDAWは高機能で操作性も高く、大体のことはストレスなく作業ができます。

こちらの2つはユーザーも多く、高機能で初心者の方でも直感的に扱えるためおすすめです。

どちらもDAWにもグレードがありますがこれからMIXを頑張っていきたいのであればCuabseはArtist(できればPro)Studio OneはProfessionalがおすすめです。

MacのPCのお持ちの場合はMacユーザーのみが使用でき、低価格・高機能のDAWとして人気のLogic Proもおすすめです。

他のDAWについてもこちらの記事で紹介しておりますので是非ご覧ください。

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プラグイン・エフェクト

プラグイン・エフェクト(以降プラグイン)とはDAW上で音を変化させるエフェクトのことです。

歌ってみたのMIXでよく使用されるプラグインとして下記のものがあります。

  • ダイナミクス(音量)系(コンプレッサー、ディエッサー等)
  • 周波数系(イコライザー等)
  • 空間系(リバーブ、ディレイ等)
  • 歪み系(ディストーション等)
  • モジュレーション系(フランジャー等)
これを全部1つ1つ探して買い揃えないといけないの…?

ご安心ください、その必要はありません。

プラグインにはバンドルというものが存在します。

バンドルとは直訳すると「束・かたまり」という意味で複数の製品が1つの製品にまとまっているものです。

つまり上記のエフェクトがセットになっているバンドルを1つ購入するだけでほとんどのMIXができるようになります。

この2つのバンドルは基本的な歌ってみたMIXに必要なプラグインが全て入っているため、これさえ持っていればほとんどのMIXができるようになります。

最低限であればGold Bundleで問題ありませんが、余裕がある方はボーカルの音量を自動調整できるVocal Riderやマスタリングにも使えるL3-16 Multimaximizerなどのプラグインが含まれるHorizonをオススメします。

モニタースピーカー

モニタースピーカーとは先程のモニターヘッドホンで解説したのと同様、原音をフラットに聴くことができるスピーカー版です。

そのため基本的にモニターヘッドホンがあればMIXをすることが可能です。

ですがリスニング環境が整っていて(大きな音を出しても問題ない)、まだ余裕がある方はモニタースピーカーも揃えておくといいでしょう。

モニタースピーカーにはモニターヘッドホンでは気づきにくい定位感や低音域がチェックできるというメリットがあります。

また人間には音量が大きいほうが歌が上手く聴こえ、音量が小さいほうが下手に聴こえる(粗が探しやすい)という特性があります。
そのため周りを気にせず大きな音で聴くことのできるヘッドホンよりも、あまり大きな音を出せないスピーカーのほうがピッチの細かなズレに気がつきやすいです。

歌ってみたのMIXをする際は自宅で作業をしている方がほとんどだと思うのでデスクの上にも配置しやすい小型のスピーカーをオススメします。

こちらの2つは小型とは言えど、しっかりと迫力のあるサウンドを出力できるのが特徴のため音量には注意しましょう。

まとめ

以上が歌ってみたMIXにおすすめの機材になります。

今回はこれから本格的にMIXを頑張っていきたいと思っている方に向けて総合的に機材を紹介しましたが、それぞれの機材についてより深く掘り下げた記事も書いていこうと考えています。

またとりあえずMIXを始めてみたい方有償MIX師としてまたはプロとしてMIXをしていきたい方におすすめの機材も紹介していく予定なのでチェックしてみてください。

それではまた!

 

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